自家菜園だより~寒さと冬野菜の関係は?

コラム

こんにちは、料理長の竹若です。

それにしても、ここのところ日本列島を襲っている寒波は強烈ですね。
寒いと風邪は引きやすくなるし、交通は乱れるし、お客様の足も遠のくし……で余りいいことはありません。

ちなみに奈良って雪があまり降らない印象があると思いますが、過去最高の積雪はどれくらいだったかはご存知でしょうか?
私も知らなかったので調べてみたところ、奈良地方気象台の観測記録を見てみると、1953年以降で最も深い積雪は、1990年2月の21cmのようです。

全国的に比べて多いのか少ないのかは分かりませんが、先週の東京大混乱の積雪が10cmと言われていたので、奈良でも結構降っている印象です。

本当の豪雪地域からすると微々たるものですが、奈良は車社会の割には、何せほとんどノーマルタイヤしか履いていない車が多いですので、東京以上に混乱するかもしれません。みなさん、雪や凍結にはお気を付けください。

さて、冬の野菜と言えばまず頭に浮かぶ一つが「白菜」だと思いますが、この価格が今年は大変高騰しています。
当店で使っている菜園の白菜の写真を撮ってきました。


例年に比べ葉の巻き方もしっかりとはしていません。全国的に白菜が高騰しているのもうなづけます。

なぜ、寒いと野菜の価格が高騰するのかと、思われるかも知れませんが理由は単純です。

まず昨年11月から寒さが続いて単純に野菜の生育が遅れていること、もう一つは空気の過度な乾燥に原因があるようです。

つまり、寒くて湿気が少ないと野菜が育たないようです。冬野菜と言えど、水とある程度の温度は欠かせない要素です。

もう一つ写真が有ります。

こちらは、ネギの写真ですが、この野菜は寒さに強く、品種によっては氷点下でも育ちます。また、逆に暑さにも強く、年間を通じて育てられる野菜です。

ネギにはビタミンA、C、カルシウム、βカロチンなどが含まれています。中華料理にも欠かせませんし、まさに人間にパワーをくれる万能選手という感じです。

とにかく寒い日が、しばらく続きそうなので、春が来るまでは防寒対策を取って、温かいものでも食べて、風邪など引かないようにしないといけませんね!

ちなみに、もう一つの冬野菜の代表の「大根」は、血液をサラサラにする効果と解毒作用が期待でき、生の方がより効果的なようです。生の状態の大根には、胃炎やアレルギーの予防・改善にもつながる成分が含まれているといわれているそうです。これからの花粉症対策に取り入れてみるのもいいかもしませんね。

では今日はこの辺で。今日も新鮮野菜の中華料理をご用意してご来店お待ちしています!