ちゃんぽんはどこから来た? 中華の由来(4)

コラム

こんにちは、料理長の竹若です。

漸く少しずつ春めいてきました。当店でも、春を待ち焦がれるという意味から、2月下旬から「Spring Fair」をフライング開催しています。

大きくはつけ麺のフェアーになっていますが、右上にご注目下さい。当店の看板メニューの一つ、和風ちゃんぽんもしっかり掲載しています。

そこで今回は、この「ちゃんぽん」について、由来を調べてみたいと思います。

少々芸がないですが、_Wikipediaにはこう書いてあります。

「さまざまな物を混ぜることを意味する「攙(chān)」と、食物を油で炒めて調味料を入れ、すぐに火からおろし煮る料理法を意味する「烹(pēng)」 が語源。この料理法を示す漢字「攙」には元々、「攙雑」など混ぜるの意味があり、その歴史は古く、インドネシア、沖縄(琉球[[江戸時代|)、韓国にも同様な料理法と「混ざる」と言う意味合いが広まったと思われる。

ポイントは、これが日本独自の表記ではなく、東アジア全体に似たような意味で似たような言葉があるということでしょうか?

例えば朝鮮語でも、「チャンポンハダ」(ちゃんぽんする)という言葉があるそうです。そういえば、インドのチャンプル、沖縄料理のチャンプルーも似たような感じですね。こんな風に同じ言葉がアジア圏で共通で使われている例は珍しいと思うので、意外でした。

ちなみに長崎ちゃんぽんは、長崎発祥は間違いないのですが、福建省出身の方が考案した説と長崎在住の日本人が考案した説などがあるそうです。どちらも庶民的な料理のようです。

ちなみに、他の英語圏の言語でも翻訳してみるとほとんど

Champon で

統一されていました。英語、ロシア語、フランス語、イタリア語、オランダ語、スウェーデン語、ブルガリア語で試してみましたが、全く同じであったので、欧米には基本的に「ちゃんぽん」という名前をのままで認識されているようです。

まあ、フランスの街角でちゃんぽんをすすっている光景はちょっと想像できませんので(笑)、異国の料理として広まっていないのでしょう。

当店では、ちゃんぽんには特別のこだわりを持って開発しました。ヨソにはない、和風あっさりちゃんぽんは、病みつきになること間違いなしです。

今週は20度以上の気温の日が続くようですので、春のお出かけ日和です。広陵町の馬見公園でも春のお散歩に適した時期になってきましたので、ぜひ、お帰りにはほうらいにお立ち寄りください。

それでは今日も頑張っておいしい中華を作ります。

ご来店お待ちしてまっせ!