スパイシーなスパイスのお話 ~中華の名前はどこから来たか(番外編)

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こんにちは、料理長のほうらいです。

さて、簡単なクイズです。世界には「4大スパイス」と呼ばれるものがありますが、いくつ思い浮かびますか?

(ヒント)

  1. 最もメジャーで欠かせないスパイス
  2. ハンバーグなどに使われるアレ
  3. 日本人には馴染みが薄い…知っていたら通です。
  4. 独特な香りでお菓子などに使われる有名なあのスパイス 

意外に難しいと思います。正解は…

 

  1. コショー
  2. ナツメグ
  3. クローブ
  4. シナモン

です。私も正直3つ目はなじみが薄いですね。

さて、本題はここからです。この中でも中華料理に欠かせないコショー(胡椒)ですが、主な種類は4つあります。

  1. グリーンペッパー
  2. ブラックペッパー
  3. ピンクペッパー
  4. ホワイトペッパー

全て色の名前が付いてますが、これは胡椒の実の状態によってかわります。それを付け加えると

 

グリーンペッパー 未熟な胡椒の実を使います。スパイスというより、具材として調理されたり、添え物として食べられます。

ブラックペッパー グリーンペッパーを乾燥させたもの。もっとも一般的で、広く味付けに使われています。

ピンクペッパー  いくつか種類がありますが、日本ではコショウボクという植物の果実を使います。フルーティで彩りやお菓子に使われます。

ホワイトペッパー 完熟した胡椒の皮を取り除いたもの。ブラックペッパーほどの香りはないですが、魚料理やシチューに使われます。かなり高価です。

 

となります。中華料理でも胡椒は欠かせないスパイスです。ローマ時代には金銀にも勝る価値があったお話は有名ですね。

当店でも、様々な料理に使っていますが、ここは技術と経験で、最適な量と種類を投入しています。

普段は主役になることは無いスパイスですが、また欠かせない存在です。

最近では花椒を使った麻辣湯(マーラーユ)を濃厚肉味噌担々麺で使っています。

スパイスに注目して食べて頂くと、いつもと違った味が見えてくるかも知れませんね!