懐かしい道具と師匠のはなし

こんにちは、料理長の竹若です。

台風一過の今日は、ぐっと気温が下がって秋より先に冬が来てしまったようですね。

さて、突然ですが、この写真は何だと思われますか?

ただの床に置かれた棒……ではありません。ご年配の方なら、少し懐かしい感じがするのではないでしょうか?

実はこれ、棒はかりと言って、重さを計る道具です。

正確には天秤ばかりと言って、Wikipediaには次のように書かれています。

天秤ばかり(てんびんばかり、英語:balance、balance scale)とは、てこの原理を利用して、質量を量りたい物体と、錘(おもり)とをつりあわせることによって、物体の質量を測定する器具(秤)。天秤による測定の基準となる錘を分銅という。

よく見ると画像の真ん中についているのが錘(おもり)で、これを左右に動かすことによって、食材の重さを計ったりしていたわけです。

実は、これは私の料理の師匠の所で貰ってきました。

師匠にはとてもお世話になっている方で、とてもすごい人です。

私より5つ歳上で、料理はさることながら何でも器用でパワフルな方で、とにかく類を見ない凝り性の持ち主です。

私が19歳から6年余り、料理を仕込んでもらったのですが、遊びも多岐にわたり教えてもらいました。

凝り性にハマられた経緯を簡単に書きますと……釣り→スキー→ゴルフ→木工と進化されました。

木工に至っては某番組から人間国宝を与えられました(笑)。

左から二番目の大柄な人物が私の師匠です。

当店のウッドデッキを作る時もお世話になりました。

私もコック歴は長くなってきましたが、こんな素敵な方に支えられて今に至っています。

その恩返しは、やはり多くの方においしい中華料理をご提供することだと思ってます。

そんなことを考えながら、今日も元気に営業中です。

天気も良さそうなので、ご来店、お待ちしてまっせ!