バンバンジーはどうして棒棒鶏になった? 中華の由来(7)

コラム

こんにちは、料理長の竹若です。

7月に入って夏本番! とにかく、涼しさが恋しい季節になってきました。もちろん、太陽の下で大汗をかいてさっぱりするのもいいものです(熱中症にはご注意ください)。

バンバンジーとは

さて、今回は、2018年版の冷麺の具であるバンバンジーという料理について由来を調べてみました。

棒棒鶏冷麺

(写真は「クラゲと夏野菜の棒棒鶏冷麺」)

バンバンジーとはどんな料理か一言で言えば、蒸し鶏に芝麻醤(チーマージャン)とよばれるゴマのソースをかけた四川料理(しせんりょうり)です。蒸し鶏のゴマソース添えというところでしょうか?

ちなみに四川料理は、一般的にはトウガラシなどを使った辛い料理として知られています。四川風麻婆豆腐などが、耳馴染みがありますね。回鍋肉なども有名で、メニューが多く、香辛料を効かせるのが特徴です。

本場中国では、棒棒鶏もラー油などの香辛料を効かせる四川料理の一つとなっているようです。

どうして「棒」に?

これもまた、諸説あるようですが、一般的には、焼いて硬くなった鳥を棒でたたいて柔らかくしたものだからという説が有力です。

肉が棒状だから? と、思われていた方もいるかも知れませんが、どうやら、水分が抜けてかたくなりやすい鶏肉の弱点を補う料理方法から名づけられたようです。

棒でバンバン叩く料理がバンバンジーというのもちょっと笑ってしまう由来ですが、それで美味しくなるのですから中華料理というのは奥が深いものです。

ご家庭でも、固めの肉は包丁の背などで少し叩くと柔らかくなると言われていますが、そう言ったひと手間が料理には大切ですね。

元々脂身の少ない蒸し鶏は高たんぱく低カロリーの健康食です。これから益々暑くなって来る2018年の夏にぴったりのメニューかも知れませんね。

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