こんにちは、料理長の竹若です。
世間は大変になってしまっていて、本当に悲しく思っています。
私たちの飲食店も「お客様にご来店いただいてこそ」のお仕事ですので、皆さんのご回復と素早い終息を祈るばかりです。
さて、今回は、新メニューとして早くも好評をいただいている「香ばしい鰆(さわら)の春のつけ麺」について、「つけ麺」の起源を調べてみました。
これは中華料理だと思われますか? いいえ、日本発祥の料理のようです。
ご存知の方はご存知だと思いますが有名な「大勝軒」のオーナーが昭和30ごろに作り出されたそうです。
当時の姿は、余った麺をスープとしょうゆのつけ汁で食べられていたまかない料理だったとのこと(Wikipedia)。
その後のストーリーを追っていくと、最初は「ざるそば」感覚で「もりそば」として提供され、1973年に「つけ麺」の名称が登場。
なんと1970代にブームが起こって、「つけめん」「もりそば」「つけそば」「中華盛り」などの名前が乱立していましたが、
1980台までは、ハウス食品が「つけ麺」という商品を発売されていたこともあり、かなりメジャーな存在になっていたようですね。
その後は、上記の店とその弟子の方によって、1990年代中盤から2000年代に関東圏で「つけ麺」を提供する店が増えていったようです。
そのごは、皆さんも実感されているかも知れませんが、全国的に広まっていったようです!
最近、アメリカでラーメンがブームになっているという記事を読みましたが、今や世界でも人気のラーメン。これも本場とは違い日本独自に発展したものですね。
つけ麺もそういう風に日本人がひたすらに「美味しさ」を追求した結果生まれた料理なのではないでしょうか?
日本人が料理に傾ける情熱は、世界的にも有名です。かくゆう私も、日々、「どうしたら美味しくなるか」で頭がいっぱいです。
人間、食事をしている時が一番の幸せという方も多いと思いますので、これからもドンドン新メニューを投入し、飽きずに楽しんで貰えるお店作りを目指します!
これは事後報告になりますが、スープを劇的に進化させた「和風ちゃんぽん」はかなりの人気を頂いております。
現場の実感として、スープまで完食される方が増えたということを感じています。じわじわ注文も増えています。
今回のつけ麺もそのスープを利用していますので、「和風ちゃんぽん」派の方も、ぜひ一度味わってみて下さい!
では、時節柄お身体には十分お気を付けくださいね。ご来店お待ちしております。