2つの豆板醤と1㎜で香り立つ四川麻婆丼の秘密 

1.高い安全性

こんにちは、料理長の竹若です! 今回は本格中華丼三兄弟の次男? の四川麻婆丼のご紹介です。

まず、昨今、持ち帰り弁当の安全性が取りざたされていますが、当店の丼は、全てチルドタイプ。

冷蔵庫保管→レンチンで加熱して調理しますので、そのまま食べる常温タイプとは一線を画す安全性があります。

さて、今回、お持ち帰り用「四川麻婆丼」の開発のキーポイントは「味」はもちろん「香り」でした。

以下、こだわり抜いた製造の過程を詳しくご紹介します。

(左:四川豆板醤 右:郫県豆板醤)

2.二つの豆板醤

際立つ辛さの四川豆板醤vsマイルドで味わいに深みのある郫県豆板醤。 同じ豆板醤でありながらかなり嗜好が違います。

中国は四川省、成都市にある郫県(ピーシェン)で作られる豆板醤は郫県豆板醤と呼ばれ、四川料理における最高級豆板醤とされています。

四川豆板醤は辛さが際立つが、深みに欠け少し物足りなさを感じます。部県豆板醤の方は、香りや味わいがより本格感だが辛みが物足りない…

両方の豆板醤を調理方法に合わせて使い分けていくのが美味しさの第1の秘密です。

3.調理の最初に香味野菜での香りづけがポイント

素材:生姜1片かけ、ニンニク1かけ

この材料をみじん切りし、中華鍋で炒めて香ばしさを出します

.1mmの秘密

ここで、どうしてわざわざ包丁を使って1mm角切りにするのか? と疑問に思われるかも知れません。

特にプロの方は、チューブ製品やフードプロセッサーを利用しないのか不思議に思われるでしょう。

それはもちろん、味そして香りへのこだわりからです。

チューブ製品は原料も違い、鮮度(香り)に大きな違いがあります。

プロセッサーでは、同じ原料でも水分が発生しペースト状になるため、炒めることが困難で香ばしさが生まれません。

そんな理由で丁寧に手作業で1mm角切りを続けています。

5.濃厚スープを加えて麻婆丼へ

さらに豚ミンチを炒めひと晩煮込んだ濃厚スープを入れ、味を調えてからとろみをつけます。

こうしてレンジ専用容器にライスと具材をセットし、最適な温度管理を行ってチルド丼の完成です。

レンジで調理したときにまずは、香りから楽しんでください。

二つの豆板醤とこだわり製法で一味も二味も違う麻婆丼をぜひ、ご家庭で。

価格も380円(税抜)とリーズナブルです。見た目以上にボリュームもありますので、きっとご満足いただけます!