原材料の高騰を逆手に取って国産化! 餃子とちゃんぽんが旨くなった!

コラム

こんにちは、料理長の竹若です。コロナ禍が一段落してさあこれから! という今、めちゃくちゃ頭の痛い問題が立ち上がりました。

そう、原材料となるお肉の高騰です。アメリカではポークショックと呼ばれていますが、価格が暴騰! それだけではなく、今まで仕入れていた部位が入ってこなくなりました。

えーと、大問題でした。自動車業界では半導体不足で生産が止まっていますが、似たようなものです。作りたくても作れない。

そこで、私はありとあらゆる取引先を再開拓。もうこれは実際に試すしかないので、いろんな業者から仕入れ、実際に試食をして、味の調整を行いました。

今回、その影響が直撃したのはちゃんぽんの「返し」と餃子の具です。「返し」とは、ラーメンでいえば味つけの元になるもので、非常に重要なものです。

ここからは私の味覚だけが頼り。安いお肉もありました。一見使えそうでも駄目なものも…そして行きついた結論は、

国産豚バラ。しかも冷凍ではなくチルド品です

正直に言います、コストはめちゃめちゃ上がりました。何割というレベルはモロに価格に響く状態です。

某牛丼屋さんが先ごろ値上げを発表されましたが、それぐらい今回の事態は大事なんです。コロナが落ち着いて需要がアップ、加えて某アジア大国の需要が旺盛で価格が上がってます。

しかし、コストをかけた甲斐がありました。私は今までの返しを一番うまいと思っていましたが、今回、国産豚バラに切り替えると、まだ旨くなった。

一度知ったら戻れない味と言えるでしょうか? それだけに「自信あり!」です。本当に美味しくなりました。

世の中はネガティブな要因が溢れてますが、それで簡単に心が折れていては商売はできません。

今回は「ポークショック」を逆手に取って国産豚バラを武器に、既存メニューを進化させました!

その差はぜひ「和風黒豚ちゃんぽん」「餃子」で実感して頂ければと思います。

正直コスト増は痛いですが、今回は値上げしません。「旨い」に一直線! これがほうらいのポリシーです。

今日もご来店を熱烈にお待ちしています!