その名も黒豚XO醤餃子 ~ほうらい・プロジェクトX・新商品

お知らせ

一口目にガツンと来るXO醤の衝撃

まずは口の中に広がるしっかりとした黒豚の旨味。それも濃いx濃い味わい。
そして広がっていくXO醤に凝縮された干しエビ、ホタテ、オイスターなどの芳醇な味わいが解放されていく。

その瞬間「ほんとうにこれは餃子というジャンルなのか?」と思わずうなった。
恐らくXO醤に含まれるオリーブオイルの為かもしれない。求めていたこの食べ応え感。
一言で言って、一口目から違いがわかる、創作餃子の中でもひときわ重厚な味だ。

肉が7割! さらに脇役の仕事

料理長によると普通の餃子は肉が5割で残りが野菜などの具になっているが、この黒豚XO醤餃子は肉が7割とのこと。むしろシューマイなどに近いらしい。
それで一個目の味わいに納得した。そしてすぐに2個目に手を伸ばす。撮影も行うが、早く食べたい。
二個目は少し印象が変わる。肉以外の具材が実にいい仕事をしているのだ。
ニラ、シイタケ、タケノコ。特にタケノコの触感はXO醤のオイリーな部分と調和して実にいい仕事をしている。その歯ごたえと清涼感で至福の食体験を生み出している。

タレなしで食べられる存在感

実はこの餃子、いわゆる餃子のタレが必要ない。餃子自体がタレを必要としないほどの存在感を持っているからだ。
ただ、餃子の周囲に散りばめられたXO醤を軽く炒めた贅沢なソースをつけるとさらに味わいが変わる。


そう、濃厚×濃厚x濃厚でもはや白いご飯かビールが欲しくなる。しかし、しつこい味とはちょっと違う。なぜなら、3個目、4個目へと自然と箸が伸びていくからだ…! ちなみに箸休めにサンチェがついてくる。これもいい。

見た目以上の破壊力

ほうらいの創作餃子の中では、見た目だけなら黒豚チーズ餃子の方が映えると思う。しかしその尖がった味わいは黒豚XO醤餃子にしかない力強さだ。
世間でもXO醤を使った料理は多々あるが、ここまで餃子に真剣にチューニングされたものはないだろう。
まとめよう。

  • 一口で分かるXO醤のパンチの効いた海鮮x黒豚xオイリーの強烈な個性。遅れてくる海鮮の旨味。
  • これだけでメインとして行けるほどの存在感。しかし後味は意外とスッキリ。絶妙な旨味と油分の配合。
  • 好奇心でもついででも何でもいいので、一度は食べて欲しい。なぜなら、この餃子だけの食体験がある。

完食。お昼を抜いて試食したのだが、これだけでかなり満足。お値段は550円(税込)。新しい体験へのチケットとしては決して高くない。
ほうらいの餃子は本格餃子4種&創作餃子6種と計10種。まさに餃子のテーマパークと言える。
そして次世代の主役の一角は間違いなくこの黒豚XO醤餃子だと思う。あなたもぜひ!

(写真・テキスト/山﨑)