「えっこれお肉が全く入ってないんですか？ 普通に旨いんですけど」
いきなりでしたが「食べることが人生で一番の幸せ」がモットーの食レポライターの山崎です。今日もほうらいさんの新作餃子をレポートさせて頂きます。
はい、もちろん、店長からは事前に聞かされてました。肉・魚・牛乳・卵などいわゆる動物性のタンパク質を一切使っていない餃子であると。
想像していたのは、さっぱりしているけど物足りない感じ、あるいはパサパサした食べ応えの餃子でした。
見事に裏切られました。
ファーストインプレッションは、結構スパイシーな「和」のイメージのある上品な餃子。皮のもっちり感もあって触感も抜群。
しかし、やはりいい意味で「フツー」の餃子ではないのです。噛み締めると感じる、他の餃子にはない優しい食べ心地。ギトギト感のある餃子が苦手な方でも箸が進みます。
せっかくの「ベジタリアン」餃子なので付け合わせと一緒に頂きます。
うーん、餃子の存在感と野菜の触感でめっちゃフレッシュな感じです。イタリアンサラダのようなイメージですね！
ベジタリアン餃子ですので、サラダ感覚(？)でどんどん食べ進められます。何かこう、独特のコクがあるんですね。なので、ちょっとインタビューしてみました。
「店長、なぜ、いま、ベジタリアン餃子なんですか？」
「実はドイツの取引先からヴィーガン（植物性食品のみを食べる）の方向けの商材をいらいされまして…」
「ド、ドイツ！」
いきなり話が大きくなったのでビックリしました。そうでした。ほうらいさんは業務用餃子のメーカーでもあるのです。
「ドイツってマジですが」
「マジです笑。もう1年以上も前から依頼されていまして、試行錯誤して出来上がったのがこのベジタリアン餃子（ヴィーガン餃子）です」
「ずいぶん時間かかってますね」
「いや、肉を使わずに普通に”おいしい”と思える餃子がなかなかできなくて。出す以上、ただ野菜だけで作りましたってのはやめたかったので」
「良く完成しましたね」
「実は秘密があるんですよ」
「秘密？ 製法は企業秘密では!?」
「いや、メニュー表にも書いてます笑。実は味噌と本醸造醤油を使うとこの味になるんですよ」
「そうでしたか。じゃあ僕が感じた和のイメージは正しかったんですね」
「そうです。ちょっと面白い餃子ができました。普段、餃子は重たいのでちょっと…というヘルシー志向のお客様でも満足いただけると思います」
ということでしたが、餃子好きの方でもあっさり系が好きな人もいけます。意外とスパイシーで味に単調さがないからです。
店長公認でお聞きした原料を書かせて頂くと、大豆たんぱく、白菜、ニラ、タマネギ、ショウガ、ミソ、醤油、コショー、ゴマ油などということでした。
ちなみに付け合わせはレタスにベビーリーフ、クレソンなどで、ちょっとサラダ感覚でもイケます。
もちろん、ガッツリ系の餃子が好きな方はXO醤餃子や鳳王、黒豚キムチ餃子などの方がいいかも知れませんが
野菜100%で、旨い餃子
と、いうのは相当レアかと！ いつもの餃子に加えてこちらも試してみられると楽しいと思いますよ。
ではではごちそうさまでした！ ☆皆さんも美味しい食事でいい1日を☆
