「もち豚」参戦でパワーアップ! 和風ちゃんぽん

お知らせ

こんにちは、料理長の竹若です。

いきなりですが、皆さんは「もち豚」をご存知でしょうか?

名前だけは結構知られていると思いますが、明確な定義は「?」な人も多いのではないでしょうか?

公益法人日本食肉消費総合センター(長い!)のホームページによると、以下のように書かれています。

と畜直後の豚肉の脂肪は、やわらかいもの、普通、かたいものに分けられる。かたくてよくしまったものがもち豚と呼ばれ、良質とされている。脂肪が白くかたくしまっていて、餅のように切りにくいことから呼ばれるようになった。脂肪のやわらかいものは軟質脂肪または水豚と呼ばれる。

つまり、豚肉の中でも特別に選ばれた良質な「餅のように切りにくい」=「餅(もち)豚」という食材です。

実際に、当店で仕入れた鹿児島県産のもち豚の写真を掲載してみたいと思います。

説明にあったように豚肉の脂肪が固くしまっていそうな感じだと思いませんが。もちろん、普通の豚肉に比べるとお値段もUPします。

が!

高いんですがやっぱり旨いのと、輸入物とは脂の味・風味が格別に違います。

ですので、ちゃんぽんのスープと相まって至極の味わいも確実にUPしました。

もちおん、お値段据え置きですので、和風ちゃんぽんが更にパワーアップ! ぜひ、一度、味わって頂きたいですね。

ちなみに、豚肉には、疲労の回復や体に良いと言われているビタミンB1が、牛肉に比べると約10倍含まれています。

豚肉のビタミンB1は、熱に強く、体にちゃんと行き届きますので、アツアツのちゃんぽんとの相性も抜群です。

先ほどの日本食肉消費総合センターのサイトを引用させて頂くと

糖質の代謝に関係するビタミンB1 は、甘い物やお酒が好きな人、白米を大量に食べる人は不足しがちです。また、運動選手もB1の消耗が激しいとされます。 運動時には筋肉に蓄えられたグリコーゲンという糖がエネルギーに変換しますが、この時にビタミンB1は触媒となります。ビタミンB1の不足は、グリコーゲンの不完全燃焼を招くため、乳酸という疲労物質が発生、筋肉が疲労してしまいます。

とのことなので、積極的に取りたい食材ですね。

先日、私もネットの記事で知りましたが、今、大河ドラマになっている西郷隆盛の好物は「トンコツ」だったとか。

鹿児島の郷土料理としての「トンコツ」はアバラ骨つきの豚肉を黒砂糖・焼酎・味噌・生姜などで柔らかく煮込んだものだそうです。そのおかげで、当時蔓延していた「かっけ」にかからずに済んだとか。先ほどの描写にも「白米を大量に食べる人」には必要とありますね。

とにかく栄養価の高い豚肉ですが、それを美味しく味わえるのはもちろん……!

ご来店お待ちしています!