心を込めて、本日も。 Horai Challenge 2023→

#温かいお店

その気持ちにお応えしたい

「おっ、もう食べ終わるからここ座りや~」

先日、常連のお客様が、気さくに家族連れのお客様に呼びかけられました。

私は厨房で鍋を振っていましたが、思わず手を止めてしまいました。

レジの時に「ありがとうございます」とお伝えすると、「また、来るわ」と。

そんな気持ちに応えたい、もっと美味しいものをご提供したい、それが私たちの原動力になっています。

(厨房にて)

当店ではマニュアル通りではない、人と人の触れ合いを大切にしています。

昔、ご紹介したエピソードです。こんなこともありました。

ある留学生の思い出

先日の突然の来訪がありました。

20年以上昔に留学生として来日し、当店でバイトをされていたベトナム出身のチンさんという女性が、お店に寄ってくれました。

彼女のことは強く印象に残っていたので、とても嬉しかったです。

彼女が務めていた当時は、朝の6時から始業で、餃子部の梱包作業などの雑用を一人で黙々とこなしてくれました。

雨の日も寒い日も休むことなく自転車通勤で、まじめでハングリー精神が強く、笑顔を絶やさない愛されキャラでした。今の日本の若者にはちょっといないようなタイプで、もちろん、スタッフとも仲良くされていました。

祖国へ帰ってからは時々メールをくれていて、なんと、今は日本語を教える先生をしてるらしいです。当時の姿を思い出し、さすが、立派だなぁと思いました。当店でのバイトの経験も少しは役立っていればいいのですが。

そういえば、バイトで来てくれている時には、本場ベトナムの生春巻きをメニューにしたこともありました。それぐらい思い入れのあるスタッフです。

こういう仕事をしていると様々な人と出会いますが、忘れられない出会い、というものは、本当に素晴らしいものです。

(真ん中の女性がチンさんです)

心を込めて、本日も

という記事を書いてから約4年「生春巻き」は当店の夏の名物メニューになりました(笑)

お客様と、お取引先の方と、様々なスタッフと、様々な出会いと別れの中で、今日も心を込めて、力も込めて励んでいます。

そして、常に温かなお店でありたいと思っています。

(ただ今清掃中)