麻婆豆腐はどこから来た? 中華の由来(1)

コラム

こんにちは、料理長の竹若です

今週はこの冬最大の寒波が週末にやってくるらしいですね。寒くなると風邪をひきやすくなるので厄介です。

ちなみに風邪の予防といえば手洗い、うがいですが、特に手洗いは入念に行った方が良いようです。飲食店ですので、衛生管理には常に気を配っていますが、皆様もお気ををつけください。

さて、今回は初心に帰って、誰もが知ってる中華料理の由来をたどってみたいと思います。第1回は「麻婆豆腐」です。身近にあるので、漢字でも読めますが、よく読むと難しい漢字だと思いませんか?

それもそのはず、正式には「陳麻婆豆腐(ちんまあぼうとうふ)」と、言って、約150年前、中国・四川省の陳さんの奥さんがあり合わせの材料で作ったのが由来とされています。

さらにそれぞれの漢字を見てみると「麻」はどうやらあばた(顔のできもの)「婆」は妻を指す中国語のようで、直訳すると「あばたのできた妻が作った豆腐料理」といった感じでしょうか?

冷静に考えてみると結構ひどい命名な気がします(笑)

それはともかく、本場中国の麻婆豆腐を日本のものと比べてみると、大きく違う点があります。

まず、辛い! そして、山椒が効いていて舌が痺れるようなものが多いです。また、具もシンプルなものが多く豆腐のみの場合もあるようです。 ただ、これも食べ慣れると結構くせになる味で、これはこれで中国らしい料理だと思います。

ちなみに、当店では、日本風にアレンジした食べやすい麻婆の具をYahoo!ショッピングにて発売中です。 そのままおかずにしても良し、麻婆丼にしてもよし、湯せんで簡単に調理できます。ぜひどうぞ。

最初の話題に戻りますが「あり合わせの材料で作った料理」が時間と空間を超えて日本に伝わっているということは、陳さんの奥さんは相当な料理上手だったのでしょう。

そんな陳さんを見習って、ほうらいは今日もおいしい中華を頑張ってお作りします!