こんにちは、料理長の竹若です。

寒さが緩んだり、また冷え込んだり、少しずつ春が近づいている感じですね。

この季節は花粉が飛び始めるので、敏感な方はもうくしゃみが出ているかも知れません。どうぞお大事に!

さて、今回は中華のどんぶりの二大巨頭「天津飯」と「中華丼」のルーツに迫ってみたいと思います。

最初に「天津飯」ですが、これは意外に知っている方も多いと思いますが、いわゆる中国の料理ではありません。

ご飯の上にかに玉と甘酢あんが乗った料理のイメージですが、中国の天津市の料理ではないのです。

実は天津飯の発祥は中国からではなく、日本で発明された料理なんです。

名前の由来は、やはり第二次世界大戦ごろにさかのぼります。

中国大陸の兵隊さんが集団引き上げをしたのが、天津市の港だったようです。

似た料理はあったようですが、直接今の形の天津飯が出来上がったわけではありません。

では、誰が考案したかというと諸説あるようですが、東京の来々軒さんが由来だという説と、大阪の大正軒さんが由来だという説が有力のようです。

いずれにせよ、日本で考えられた料理であることは間違いなさそうです。

ちなみに、この料理は中国でも知られていて、日本人向けに「天津飯」があるそうです。面白いですね。

こちらもやはり日本発祥の料理で「イメージとしてはご飯の上に八宝菜をかけたような料理」という感じでしょうか?

この料理も起源は戦後辺りにあるようで、戦前からあるという説も有りますが、やはり日本人が独自のアレンジを加えた中華料理のようです。

調べてみてもはっきりとしたルーツは確認できませんでした。

地域によっては「中華飯」と呼ばれることもあるようで、この辺も起源があいまいなせいでしょう。

 

これは私の想像ですが、戦後の日本では、経済の復興と共に、料理の分野もドンドン発展していったのでしょう。

その途中、中華料理も日本人の好みに合わせて次々と新しい味覚が生み出されていったと思います。

この二つのどんぶりはどの中で生まれた「名作」だと思います。

私もその系譜の先端で中華料理を作っていると思うと感慨深いものが有ります。

日本人の「外国のいいものは何でも取り入れる」貪欲な精神はとても素晴らしいと思っています。

と、いうわけで、私も日々、メニューの進化を模索しています。

 

今は餃子を改良中ですが、ずっと美味しくなりそうです。ご期待ください。それではまた!

 

ちなみに、当店では、店舗以外でも天津飯の具と中華丼の具はYahoo!ショッピングで発売中ですので、どうぞよろしくお願いします。